物が多いせいで、脳もパンパンに
片付け、嫌いです
片付け、お好きですか?
私は、嫌いです。
だって、めんどくさいですもん。
そんな私が、今は机の上にはパソコン以外に物は置いておらず、
床にもほとんど何もありません。棚が置いてあるくらいですかね。
数年前に職場の後輩がうちに遊びに来たとき、綺麗すぎて落ち着かないと言われたこともあるくらい片付けは得意になりました。
こんなこともあるもんなんですね。
実は昔は片付けが大の苦手でした。
高校生まで実家で過ごしていましたが、
床にはだいたい教科書が散らかっていました笑
よく親にうるさく言われたもんです。
補足しておきますが、
今から収納整理アドバイザー的な助言をしたいわけではありません。それは、超有名な「こんまりさん」が教えてくれます。
私は、これを読んでくださっているあなたに、
無駄な時間を減らして、
自分の人生の重要な決断に、脳のリソースを使える状態を作ってほしい!
ただ、それをお伝えしたくて、この内容をお話します。
片付けが得意になった理由は、大きく2つあります。
1つは、特殊な教育が気づかせてくれた
片付けが得意になった一番のキッカケは、防衛大学校での教育ですかね。
1学年のときは、とにかく厳しく指導されました。
本棚の本は入口側から背の低い順に並べるとか、靴箱の靴は縦の列のセンターを揃えて、縁にかかとを揃えるとか、書き出したらキリがないくらい。
そのとき考えて行き着いた結果が、物を必要最小限にするということです。
余計なことで上級生に指導される機会を減らすためには、
突っ込まれる要素を減らすのが一番手っ取り早い!と思ったんです。
- いつか使うかもと念の為に取っておく物
- これがあったら便利かもしれないと思う物
- 人に貰ったから捨てるのは、と捨てるのを躊躇する物
これらの物は基本的に持たないようにしました。
そうすると、整理整頓するのも簡単だし、面倒な指導を受けることもありません。
今すぐに先輩に提出物を出しに来いと言われても、それを探すために時間を費やして「持ってくるのが遅い!」と余計な指導をされることもないので、時間も短く済んで一石二鳥です。
同期の中には、机の前の大きな棚に置いておける小さな収納BOXを沢山買って、上手に物を収納している人もいました。
収納BOXって、物をたくさん持つことには役立つかもしれませんが、
ちょっと先輩達が厳しく指導してくる時期(当時はヘルウィーク(地獄の1週間の意))になると、床に全部投げ飛ばされて、結局片付ける手間がかかるんです。。。
一応言っておきますが、防衛大学校出たからそれが片付けができるようになったという間違った認識は持たないようにお願いします。
あくまで個人の意識の問題です笑
なぜなら、片付けできない人も結構な人数居ますので。仕事をするようになっても一定数、机の周りが片付けられない人は居ましたし。
どこでも一緒です、人間ですから。
これだけの時間が無駄に・・・
いやいや、普通の生活でそんな状況ないって!とツッコミがきそうですね笑
特殊な例を挙げてしまいましたが、たぶん普段の生活でも同じことってあると思います。
- 家を出る直前に忘れ物を思い出し、家中引っ掻き回して散らかった状態で出掛ける
- クローゼットの上に収納便利BOXで沢山物を仕舞い込んで満足していたら、物を取り出すときに落ちてきて結局片付けの手間が増える
- 服がたくさんあって、どの組み合わせにするか迷って、出掛ける時間が遅くなった
散らかすところまでは良いでしょうが、その後の片付けは、考えただけで本当に嫌気がさしてきませんか?
なんなら見て見ぬふりをしたり、適当にクローゼットの奥に見えないように押し込んで隠す。そして、またどこに置いたか分からなくなる。
負のスパイラルから抜け出せなくなりましたね😇
ある調査結果によると、
- 人は年間150時間(約1週間)も物を探すのに使っている
- 1年間で、一人当たり亡くなる物の総額は約2.2万円
数字で見ると、本当に無駄な感じしかしませんよね?1週間ですよ。
仕事のために削ってる睡眠時間や、子どもと遊ぶ時間、お酒飲むのを我慢してる時間に回せるじゃん!?と。
これを、今読んでいるあなたもやっているんです。
100円ショップでお得に買ってきた収納便利グッズ達が、年間2.2万円も物を亡くす要因になっているんです。
もう何をやってるんだって話です。。
2つ目は、転勤族で8回引っ越し
12年間の自衛官生活で、沢山の異動を経験しました。
大体1年半から2年単位で異動を繰り返してきたんですが、最初の配属先からカウントすると、自衛官を退職するまで8回引っ越しを経験
相当労力を使う引っ越しですが、数少ないメリットの一つとして、定期的に持ち物をリセットする機会になっていました。
この洋服、この2年間、ほとんど/あまり使わなかったな、
この紙書類は一回も見なかったな、
取扱説明書探すよりも、いつもネットで調べてたな、
この食器、実家から持ってきたけど無駄に多いし、人呼ぶことないな
と引っ越しの荷造りをする際には、
必ず要るもの/要らないものを判断して、処分するようにしていました。
このサイクルのおかげで、基本的に持ち物は少なくなりました。
一つ紹介しておくと、捨てられない人はサンクコスト効果というものが働いているんだと知っておいてください!
サンクコスト効果は、自分が所有している物は、実際の価値の1.5〜2.5倍に感じてしまうというものです。
要するに、ただの勘違いです。迷ってる時点で、それは不要です!
墓場まで持っていきたいもの、
もしくは、自分が勘違いしているその1.5〜2.5倍の価格で買いたいと人に言われても絶対に売りたくない!と思えるもの以外は処分して大丈夫です笑
こうやって持ち物を定期的にリセットしてきたおかげで、
- 部屋の広さを確保するために家賃を上げる必要がない
- 荷物が少ないので、引っ越し代が安く済む
- 引っ越しの荷造り、荷解きの時間と労力が減らせる
- 物を探す時間が減らせる
- 持っているものを正確に把握できる
- 買い物の際、過去処分した物の実績から、必要/不必要の判断ができた
といった副次的なメリットも得られました。
物を持たない習慣が身についたのはもちろんのこと、
何より普段の生活で、余計な脳のリソースを奪われずに済むという最高のメリットが生まれたんです。
物が多いって、これだけ脳に悪影響
人は無意識に目から多くの情報を収集します。
何気なく生活している空間に大量のものがあふれていることで、脳は情報を処理し、数多くの判断・選択を行っているのです。
そして、これは直接目に見えていないクローゼットの中や引き出しの中に沢山の物が入っているというのも脳には悪影響なんです。
そして、クローゼットが空いているから置いておけばいいやとか、机に入る量だから一旦置いておこうというのも避ける必要があります。
部屋の空間が埋められている状態を脳は無意識の中でも認知しており、
その結果、集中力の低下、ストレスや不安が高まるというデメリットが生じるんです。
ただでさえストレス社会なのに、職場のデスク周りや家に居てもストレス感じているなんて嫌ですよね。。
だからこそ、不要なものは減らし、脳のストレスを減らし、
仕事のプロジェクト、転職、起業、結婚といった、あなたの人生における重要な決断に、脳が十分なリソースを使える最高の状態をつくってもらえたらなと思います。
人間の時間は有限です。脳の時間も有限です。
本当に大切なことだけにリソースを使っていきませんか?
大丈夫、あなたならできる!
床に教科書が散らかっていた私が、片付け得意になれるんですから。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
この記事を読む前よりも今、昨日よりも今日、
少しでもあなたの変化・成長のお役に立てていたら幸いです。
これを読んでくださったあなたが、
あなただけのゴールをデザインし、
笑顔で、自由な、自分らしい人生を実現できることを願っています。
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