つい出てしまう感情の癖

こんにちは、コーチのShinです。

今日は、日頃あなたが仕事などで感じている
イライラ、緊張、不安、ドキドキ・・・etc.
といった感情の癖を解消するための方法について紹介したいと思います。

目次

1.感情の癖は、対処できる

改善するって、そんなの、

・上司から余計な仕事が回ってきたり
・会議で皆の前で発表しなきゃいけなかったり
・報告資料を上司に見せたときの反応が気になったり

外的な要因で、イライラや緊張、不安、ドキドキしてるんだから、
解消するのは簡単じゃないでしょ?と思った方もいらっしゃるでしょう。

(1)まず『予測』する

では、お聞きします。

今、あなたが想像した日頃感じている、イライラや緊張、不安、ドキドキって、具体的にはどんな状況で起きていますか?

その状況は、「いつ、どこで、どんな人(もしくは人達)がいる状況」で
イライラや緊張、不安、ドキドキなどの感情を頻繁に感じていますか?

比較的簡単に想像できる方も多いのではないでしょうか?
いつも感じている感情ですからね。(これが『予測』)

(2)次に、準備する

では、次にもう一つ想像してください。
その感情が起きる状況が、どんな結果になるのが理想ですか?

例えば、
①後輩が午後の会議の準備を忘れててイライラ
 →冷静に後輩から状況を聞き取り、周囲の数人にサポートを依頼し、会議時間までに準備を完了させるクールな先輩

②社長が参加する会議で、前に出て発表することになり失敗しないか不安
 →尊敬する先輩Aさんのように余裕のある表情で発表を終え、聴講者からは感心する表情や納得感のある表情が見て取れる結果になる

では、この想像した理想の結果を達成し、今後も維持するために、
あなたが取る【動作やジェスチャー、言葉】を1つ考えてみてください。

あなたが取る【動作やジェスチャー、言葉】について、補足すると、

上述した①の例に考えて、

後輩:「先輩!すみません、会議準備を完全に忘れてました。。。」
私:(冷静な表情で、【右耳の耳たぶを右手で触る】という動作をする。)
  「何をやる必要があるのか、何が終わってないのか教えて?」と
   イライラせずに次の行動を指示する。

といった感じで、どんな【動作やジェスチャー、言葉】でも良いので、

自分の感情の癖に入らずに、自分の理想の状態、結果にアクセスするための手段(ここでは【耳を触る動作】)を決めておきます。

【動作やジェスチャー、言葉】については、他にも、

  • 胸に手のひらを当てて深呼吸する
  • ガッツポーズをする
  • 「俺なら余裕!」を言葉にする
  • 自分を幽霊のように斜め上から俯瞰して観察し、アドバイスする

など自由に考えてOKなので、理想の結果を連想しながら、自分が取り入れやすい【動作やジェスチャー、言葉】を考えてみてください。

(3)そして、『習慣化』する

そして、あとはこの【動作やジェスチャー、言葉】を行って、
理想の結果になった状況を5〜10回程度、動作も含めて繰り返しイメージしてみてください。(これが『準備』)

  1. 自分の感情の癖が出ている状況を思い出す。(イライラする)
  2. その状況で、自分が考える理想の結果(冷静に対処するクールな先輩)
  3. その結果にアクセスするための動作、ジェスチャー、言葉を決める
  4. その状況→動作をする→理想の結果になる、という一連を5〜10回程度、しっかりイメージできるまで反復練習する(もちろん家などで笑)

こうすることで、職場や家庭などで突発的にイライラや緊張、不安、ドキドキなどの感情が起きる状況が発生したとしても、感情の癖を表に出すことなく、理想の結果を得られるようになります。

はじめのうちは2回に1回くらいしか行動に移せなかったという人もいるかもしれませんが、気にする必要はありません。

むしろ行動に移せないことがあったと気づいている時点でかなりの進歩!

忘れてイライラしちゃったなぁ〜と思ったら、また上の1〜4の流れを5〜10回反復練習して、また次の機会に備えれば良いだけです。

2.感情の癖は、承認する

(1)否定しなくて良い、承認する

一つ注意してほしいことがあります。

これは感情の癖が出ることが悪いと言っているのではありません。

その感情の癖が、あなたの理想の結果を阻害している状態を解消するために取り組んでもらうのです。

人は誰しも疲労や睡眠不足、悪いストレスがかかっている環境では、自分をうまくコントロールできないことだってあります。

しかし、それで自分や自分の感情を否定していては、あなたにとって悪い影響しかありません。

可能ならば、そんな環境は今すぐにでも離れてほしいところではありますが、なかなかそうはいかないという人もいるかもしれません。

ですので、
もし感情の癖が出たとしても、それに気づいたあなたには、まず、
「イライラしたんだね」、「不安な気持ちになったんだね」
と自分の感情を、肯定でも否定でもなく、承認してもらいたいのです。

(2)コントロールして自己効力感UP

感情をしっかりと承認した上で、

あなたの理想の結果に繋がらない感情の癖に対処する動作を取ってもらい、
少しでもあなたの負担を軽減してもらいたいと思っています。

ですので、先ほどお伝えした上の1〜4を、今すぐに家(自分一人の場所)で練習して、明日から実践(これが『習慣化』)してみてください。

ご紹介した『予測、準備、習慣化』
全然時間もお金もかかりませんし、一切無駄にはなりませんので、
是非取り入れて行動してもらえたら幸いです。

自分をコントロールできている実感を得ることは、自己効力感を上げる効果もあるので、本当に良いことづくしです。

(3)タバコやお酒は要注意!

あっ、一つだけ忘れてました!

この動作やジェスチャー、言葉を決めるときに、
「タバコ、お酒を飲んで忘れる、やけ食い」は基本的にオススメしません。

これらの動作は、自分の感情をコントロールしているのではなく、

あくまで、その状況から心理的に距離を取り、発散する状態を作り出しているだけに過ぎません。

また、これらの一時的な快楽は持続性が低い上に、その後のギャップでむしろイライラや不安などを増幅させてしまう可能性があります。

ですので、嗜好の範囲であれば止めはしませんが、
『予測、準備、習慣化』の行動には取り入れないよう気をつけてください。

さいごに

自動車の教習所でも教わったかと思いますが、
この『予測、準備、習慣化』は、「かも知れない運転」と同じです。

人やが飛び出してくるかも
→減速して、いつでも止まれる状態にする
→見通しの悪い場所では当たり前に減速、警戒。万が一のときはすぐ停止

同じように、

後輩が会議準備を忘れて、それを聞いてイライラするかも
→耳たぶを触って冷静になり、クールに対処する自分を反復練習
→実際にその状況になっても冷静に対処。なんなら事前に後輩に声掛け確認

どうですか?
めちゃくちゃ簡単ですよね!

そして、お気づきの方もいらっしゃったかもしれませんが、

『予測』することで、事前に朝のうちから後輩に声掛け確認して、
イライラする状況を作り出さないことだってできるようになります。

人それぞれ色々な感情の癖、それが出てしまう状況が様々あると思います。

ぜひ自分の感情の癖に向き合い、理想の結果にアクセスできるように取り入れてみてください!

さいごに

ここまでお読みいただきありがとうございました。

この記事を読む前よりも今、昨日よりも今日、
少しでもあなたの変化・成長のお役に立てていたら幸いです。

これを読んでくださったあなたが、
あなただけのゴールをデザインし、
笑顔で、自由な、自分らしい人生を実現できることを願っています。

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